奄美三線 黒檀竿本皮強化二重張り

KSSN-09
 

商品のご説明

こちらは同じ三線でも奄美大島の民謡を歌う際に伴奏で使用される「奄美三線」です。
沖縄三線と形状は似ていますが、棹の細さ、使用するバチ、蛇皮の薄さや弦の細さなど細部が違います。
奄美島唄が生まれた歴史や文化などは琉球の唄とは異なり、更に本土の文化と混ざり合った独自の文化を持つ音楽です。

●特長
・本皮強化2重張り仕様(奄美仕様)、本皮の下に布が張られ丈夫に出来ています。
・奄美島唄では裏声を多様するために伴奏のキーも高くなります。
 そのため、楽器からも高音が出るように沖縄三線よりも細い弦を使用しています。
・バチは水牛の角では無く、細長い竹製のバチで演奏します。
 沖縄ではダウンストローク(弦を上から弾く)奏法ですが、奄美はアップスローク(弦を下から弾く)も多様する為に竹のバチが適しているという事です。
・棹には黒壇(国産)を使用しています。
・専用バチ(竹製)、ウマ(竹製)、が付いています。
・一本一本厳選して買い付けております、ご安心してお買い求めください。

※ケースの色をご指定ください。
 胴巻き、蛇皮の模様は変更する場合があります。

●付属品:バチ(竹製)、交換用弦、ソフトケース
※ケースの色は各種(黒・赤・緑・茶)があります。色の指定がある場合は備考にご記入下さいませ。

奄美三線・島唄イメージ映像(実際の商品とは異なりますので、ご注意ください。)

武下和平


朝崎郁恵



※三線の歴史
14世紀〜15世紀頃、中国から渡来したとされています。中国には三弦という楽器があり、沖縄三線にとてもよく似た形状です。
17世紀に入ると琉球王朝で三線主取(さんしんぬしどり)という役職も設けられ、三線は更に発展・改良されて行きます。
元は士族階級のみが使用を許される楽器でしたが、やがて庶民にも手が届く楽器になり、いまでは沖縄を代表する楽器なりました。
奄美は琉球王朝に属し、後に薩摩藩からの支配を受けます。三線は琉球からの文化ですが、後に本土から三味線の影響もあり音楽文化も琉球とは異なるものとなったと言われています。
奄美の唄は琉球音階(CEFGB)ではなく律音階(CDFGA)を使用しています。
本土の三味線は江戸時代に琉球との交流から三線が派生したと考えられ、本土では蛇皮・黒壇木などが手に入りにくかったため、犬・猫皮、花梨材・紅木を使用し改良されていったようです。


※三線の演奏方法
・ウマは胴の下部から、指三本分の位置に立てます。
・ソ・ド・ソ(高)などにチューニングします(音の間隔が同じであれば問題ありません、自分の声の高さに合わせて下さい)
・左手で棹(ネック部分)を持ち棹の先端を肩の高さあたりに、足を軽く開いて胴は右太ももに置いて下さい。
・棹の持ち方は人差し指の付け根に棹のくぼみを軽くあてて下さい、握らないように注意です。


※三線を扱う注意点
・演奏後は弦のチューニングを緩め、高音多湿を避けて保管して下さい。
・ウマ(駒)をたてたままにすると皮の痛みの原因になりますので、必ずウマは倒して下さい。
・室内で練習する際、音量が気になる方は忍びゴマ(別売630円)をご使用下さい。
・皮破れなどの修理も承っておりますのでお気軽にご相談下さいね。
・その他、メンテナンスに関するご質問などございましたら、お気軽にご連絡下さいね。


当店2Fでも沖縄三線教室を行っております。
お気軽にご参加下さいね。

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